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  • 2016.05.06 Friday
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とりあえず読了。

安徳天皇漂海記、読みました〜
第一部が源実朝の半生、第二部がマルコポーロが見た南宋滅亡(とそれにまつわるエトセトラ)みたいな感じで、どちらも安徳天皇が絡んできます。凄い大雑把に言えば。
歴史伝奇なので余り深いところに突っ込まずにするりと読む気でいたのです、が…

他の作品や経歴から鑑みて、恐らく日本史が作者の土俵なのだろうなぁと。
第一部が圧倒的な美しさと完璧さを誇っている故に、第二部が杜撰に見えるという。でも第二部も全然、何か作品として問題がある感じでは無いです。
和歌の代わりに李賀を入れたり、西洋と中華のコントラストを描いてみたりと、第二部だけ抜き出して見るなら全く見劣りのしない文章なのですが、矢張り作者の本領が遺憾なく発揮されているのは第一部で、第二部が壮絶(すぎ笑)なラストを抱える後半部分であるだけに、竜頭蛇尾な印象…
衛王と安徳天皇のシンメトリカルなエピソードに着目したのは良いものの、後半のスケールの尺を明らかに間違えてる感じ…。というよりも、結局この話は(矢張りといえばそれまでだが)安徳天皇の話であり平家物語の落とし前をつける話であって、南宋滅亡が何だか引き合いに出されただけの様に思えて、もやもやします。本朝に何でもかんでも引き寄せ過ぎてるかな、と。

あとはラストが不満…なんと言うか、最後普通すぎじゃね。あれでマルコが引きずりこまれてしまうというか、あちら側に行ってしまうというか、そういうラストなら救いが無くて良かったと思うのだけど…予定調和感が否めない。あと、古事記を引いて来る説得力が皆無なんですけど…(笑)
私はてっきり蛭子=大蛇だと思っていて。全部環の中に閉じてるぜ!何と言う業!みたいな話だと思ってたんですけど…違ったね…もっと何かあれよあれよと物凄い壮大(すぎ)な話になってたね…(笑)

うん。最初と最後だけとてつもなく壮大でちょっと戸惑う話でした。
でも文章は凄い綺麗だし、うっとりします。第一部の実朝の人物造形も、クリティカルヒットでした。というか第一部は凄い好み。第一部は…(笑)

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